こんにちは。
中小企業・個人事業主の「大海原での航海(経営)」をWebから支援している、Web戦略室 Hiraimaru の Web担当、Hiraiです。
開業・独立の準備でお忙しい士業の先生方。ホームページの作成について、こんな「高額な見積もり」を見て頭を抱えていませんか?
- 「初期費用 50万円、月額管理費 2万円」
- 「リース契約で総額 100万円(5年契約)」
はっきり申し上げます。その契約、今の時代には不要です。
私たちのようなスモールビジネスや士業にとって、ホームページに必要なのは「高額なオリジナルデザイン」ではありません。
顧客に安心感を与える「信頼できる見た目」と、スマホからすぐに電話できる「集客の動線」、この2つだけです。
実は、WordPress(ワードプレス)の「有料テーマ(約1.5万〜3万円)」を使えば、パソコンが苦手な先生でも、業者顔負けの「老舗のような風格あるサイト」をたった1日で構築可能です。
しかし、ここで一つだけ落とし穴があります。
「士業用テーマ」と検索して出てくる古いテーマ(例:TCD LAWなど)を今さら選んでしまうと、スマホ対応や機能が古く、逆に素人っぽく見えてしまうのです。
そこでこの記事では、Web運用のプロである私が、「私がもし今、士業として開業するなら絶対にこれを使う」という視点で、ビジネス戦略別にテーマを厳選しました。
- 【権威性】 大手のような「格」と「強さ」を見せる戦略
- 【親近感】 敷居を下げて「相談」を増やす戦略
- 【機能性】 ブログ記事で「検索上位」を狙う戦略
浮いた90万円以上の資金は、オフィスの設備や広告費に回してください。
それでは、先生の事務所を「地域No.1」に見せるための、賢い道具選びを始めましょう。
クライアントは「見た目」で先生の能力を判断する(残酷な真実)
まず、テーマ選びの前に一つだけ、Web集客の本質をお話しさせてください。
先生の腕がいかに優れていても、ホームページのデザインが崩れていたり、スマホで文字が小さくて読めなかったりした場合、クライアントはどう思うでしょうか?
「この先生、仕事も雑そうだな」
残念ながら、これがWebの残酷な現実です。
逆に言えば、「整った美しいサイト」を持っているだけで、会う前から「優秀な先生だ」という信頼の貯金を作ることができます。
これから紹介するテーマは、デザインの知識がゼロでも、インストールするだけでその「信頼」が手に入るものばかりです。
まずは「3つの勝ち筋」から、自社の戦略を選んでください
この記事のタイトルで「厳選3選」とお伝えしたのは、単にテーマを3つ選んだからではありません。
士業の先生がWebで成功するためには、大きく分けて「3つの勝ちパターン(経営戦略)」があり、その戦略ごとに選ぶべき「道具(テーマ)」が全く異なるからです。
先生の事務所は、どのスタイルで戦いますか? まずはここを決めてください。
- 【権威性】の戦略
- 「先生としての格」や「強さ」を見せて、高単価な法人顧問や難しい訴訟案件を取りたい。
- 【親近感】の戦略
- 敷居を下げて「話しやすそう」と思わせ、個人のお客様からの相談・問い合わせ数を最大化したい。
- 【機能性】の戦略
- デザインよりも「情報量」で勝負。
ブログ記事を量産し、SEO(検索順位)で地域No.1のアクセスを集めたい。
- デザインよりも「情報量」で勝負。
【戦略1:権威性】「先生」としての格を売るテーマ(税理士・弁護士)
「個人客の安売りはしたくない」
「企業の顧問契約(B2B)を増やしたい」
「頼りない新人だと思われたくない」
そうお考えの先生には、デザインで圧倒的な「威厳」を演出する以下のテーマが最適です。
法人顧問を狙う税理士には『SOLARIS (TCD088)』
企業の公式サイト向けに開発された、TCDラインナップの中で最もハイエンドなテーマです。
- ターゲット:
- 顧問料月5万円以上の優良法人を増やしたい税理士・会計士。
- 事務所概要だけでなく、M&Aや事業承継などの「強み」をしっかり読ませたい先生。
- Hiraiの推奨理由(ビジネス視点):
経営者は、税理士を「パートナー」として選びます。
SOLARISの黒や紺を基調としたデザインは、「創業20年の老舗事務所」のような重厚感を醸し出します。
「この先生なら、うちの会社の財務を任せても安心だ」という、言葉を超えた「格」を開業初日から演出できる唯一のテーマです。
販売価格:43,780円(税込・買い切り)
>>>WordPressテーマ「SOLARIS 」のサイトを見に行く
戦う弁護士には『FORCE (TCD078)』
本来はフィットネスジムやゲームなどの「力強い」ジャンル向けですが、これを法律事務所が使うのが「強さ」を見せる裏技です。
- ターゲット:
- 刑事事件、離婚調停、債務整理など「タフな交渉」が必要な弁護士。
- ライバルの「普通の法律事務所」と差別化し、記憶に残りたい先生。
- Hiraiの推奨理由(ビジネス視点):
黒と金をあしらったデザインは、「強さ」の象徴です。
依頼者が弁護士に求めているのは「優しさ」よりも「勝ってくれること」です。
ファーストビュー(最初の画面)のインパクトが強烈で、「この先生なら、理不尽な相手から守ってくれそうだ」という迫力を瞬時に伝えられます。
販売価格:29,480円(税込・買い切り)
>>>WordPressテーマ「FORCE」のサイトを見に行く
【戦略2:親近感】「相談相手」としての安心を売るテーマ(行政書士・社労士・開業税理士)
「敷居が高いと思われて、問い合わせが来ない」 「近所の方や、中小企業の社長の良き相談相手になりたい」
そうお考えの先生は、「法律家っぽくない優しさ」や「清潔感」で差別化する戦略が勝ちパターンです。
行政書士や社労士の先生はもちろん、「個人客やスタートアップ」を狙う税理士の先生も、こちらのグループから選んでください。
行政書士にこそ医療用テーマ『CURE (TCD082)』
私が行政書士の先生に最もおすすめしたいのが、実はこの「クリニック(医療)用テーマ」です。
- ターゲット:
- 遺言・相続、ビザ申請、許認可など「お悩み解決」が主戦場の先生。
- 「法律家は怖そう」というイメージを払拭し、相談件数を増やしたい先生。
- Hiraiの推奨理由(ビジネス視点):
お客様にとって、行政書士への依頼は「人生のトラブル(=病気)の治療」です。
法律事務所特有の重苦しいデザインではなく、パステルカラーの優しいデザインにすることで、「ここなら怒られない、優しく話を聞いてくれそう」という安心感を与え、問い合わせへの心理的ハードルを極限まで下げます。
販売価格:28,380円(税込・買い切り)
>>>WordPressテーマ「CURE」のサイトを見に行く
開業直後の税理士には最新の『AIDER (TCD115)』
2024年に発売された、最新の士業特化テーマです。
迷ったらこれを選べば間違いありません。
- ターゲット:
- 個人の確定申告や、小規模事業者(スタートアップ)に寄り添いたい税理士・会計士。
- 「古臭い先生」ではなく「DXに強そうな新しい先生」に見られたい方。
- Hiraiの推奨理由(ビジネス視点):
白と青を基調とした、清潔で知的なデザインです。
SOLARISほどの重厚感はありませんが、その分「フットワークの軽さ」や「現代的なスマートさ」をアピールできます。
士業サイトに必要な要素が過不足なく揃っており、PC操作に不慣れな先生でも、パズルを埋めるように写真を入れるだけでプロ級のサイトが完成します。
販売価格:40,590円(税込・買い切り)
>>>WordPressテーマ「AIDER」のサイトを見に行く
人柄で指名を取りたいなら『Agenda (TCD059)』
- ターゲット:
- 独立開業したばかりで、まだ実績が少ない全士業の先生。
- 「組織」ではなく、先生ご自身の「キャラクター」や「熱意」で契約を取りたい方。
- Hiraiの推奨理由(ビジネス視点):
このテーマは「先生自身」をブランド化するために特化しています。
「どこの事務所か」ではなく「あなたにお願いしたい」という指名買いを狙うなら、これ一択です。
フリーランスや政治家向けに作られているため、個人の魅力を最大限に引き出し、大手事務所との競争を回避して戦うことができます。
販売価格:25,080円(税込・買い切り)
>>>WordPressテーマ「Agenda」のサイトを見に行く
【注意】TCD『LAW』は選ばないでください
TCDには『LAW』という法律事務所専用テーマがありますが、発売が2016年と古いため、私はおすすめしません。
今から選ぶなら、スマホ機能が強化された上記のテーマを選んでください。
【戦略3:機能性】ブログ集客で地域No.1を狙うテーマ(全士業)
「デザインの高級感よりも、とにかく検索(SEO)で集客したい」
「助成金や法改正のニュースを毎日更新したい」
そのような「Webマーケティング重視」の先生には、デザイン特化のTCDではなく、機能特化のテーマをおすすめします。
SEOと表示速度の鬼『THE THOR(ザ・トール)』
もし先生が、「ホームページは『名刺』ではなく『集客マシーン』だ」とお考えなら、選ぶべきはTCDではありません。
アフィリエイターやトップブロガーの間で「国内最高峰」と称される、集客特化型テーマ『THE THOR』一択です。
- ターゲット:
- 「地域名 + 業務名(例:横浜 相続税)」で検索1位を絶対に奪いたい先生。
- 助成金情報や法改正の解説記事を量産して、Webからの新規問い合わせをガンガン増やしたい社労士・コンサル系。
- Hiraiの推奨理由(ここが圧倒的に違います):
デザイン重視のテーマは、裏側のプログラムが複雑で「表示速度」が遅くなりがちです。
しかし、THE THORは「Googleに好かれること」だけを考えて設計されているため、とにかく読み込みが爆速です。
今のGoogle検索において、「速さ」は最強のSEO対策です。
1秒表示が遅れるだけで、お客様の20%が帰ってしまうと言われるWebの世界で、この速さは「機会損失ゼロ」を実現します。 - 士業にとっての「経営的メリット」:
- プラグインがいらない: 「お問い合わせフォーム」「目次」「サイトマップ」「SEO設定」など、通常は追加ソフト(プラグイン)が必要な機能がすべて内蔵されています。
これにより、ウイルス感染のリスクを減らし、管理コストをゼロにします。 - 「タグ管理機能」が秀逸: 「電話ボタン」や「相談申し込みボタン」を一括管理できます。
「今月はどのボタンが何回押されたか?」まで分析できるため、どの記事が売上に貢献しているかが一目でわかります。
- プラグインがいらない: 「お問い合わせフォーム」「目次」「サイトマップ」「SEO設定」など、通常は追加ソフト(プラグイン)が必要な機能がすべて内蔵されています。
販売価格:16,280円(税込・買い切り)
>>>WordPressテーマ「THE THOR」のサイトを見に行く
プロの助言: 設定項目が非常に多いため、TCDより少しだけ慣れが必要ですが、使いこなせば「無料のWeb集客部隊」を雇うのと同じ効果を発揮します。
「見た目の美しさ」より「数字(結果)」を求める実利派の先生におすすめです。
あなたの「勝ち方」はどれ?(比較まとめ)
最後に、先生の「事務所の経営戦略」に合わせた選び方をまとめました。
| 経営戦略 | おすすめテーマ | 価格(税込) | 向いている先生 |
| 権威性 | SOLARIS | 43,780円 | 法人顧問狙いの税理士 |
| 強さ | FORCE | 29,480円 | 刑事・離婚などの弁護士 |
| 安心感 | CURE | 28,380円 | 行政書士(相続・ビザ) |
| スマート | AIDER | 40,590円 | 開業税理士、会計士 |
| 人柄 | AGENDA | 25,080円 | 独立直後のひとり事務所 |
| 集客 | THE THOR | 16,280円 | コンサル、社労士 |
迷ったら、税理士なら『AIDER』、行政書士なら『CURE』を選べば間違いありません。
これらはビジネスに必須の「スマホでの電話ボタン」も標準装備されており、機会損失を防いでくれます。
まとめ:浮いた制作費は「広告」や「設備」への投資へ
ホームページ制作会社に見積もりを取ると、50万〜100万円は当たり前のようにかかります。
しかし、今回ご紹介したテーマを使えば、わずか1.5万〜3万円程度の買い切り費用で、それらを凌駕するクオリティのサイトが手に入ります。
浮いた数十万円の資金は、ぜひ「リスティング広告費」や「オフィスのPC・家具」、あるいは「先生ご自身の自己投資」に使ってください。
その方が、間違いなく事務所の経営は軌道に乗ります。
まずは、各テーマの「デモサイト」をクリックして見てください。
そこに「先生の事務所名」が入ったところを想像するだけで、ワクワクしてくるはずです。

